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2005年01月18日
カルシウム摂取のポイントはビタミンDとK —糖尿病に多い骨粗しょう症−
腰の大きく曲がったおばあさんが最近は少なくなったと思いませんか。予防や治療が進んできたからです。若さを保つことは誰しもが願うことですが、とくに年寄り臭く見られるのはやはり外見。今日は、腰曲がりの原因となる骨粗しょう症予防についてお話しましょう。
骨の老化はすでに45歳から始まっています。とくに骨粗しょう症は女性に多いのですが、生理が終わったあとの女性ホルモンの低下が原因です。また糖尿病の患者さんにはこの病気が多いことが知られており、とくに注意が必要です。この病気かかると、背骨が骨折し背中や腰が前に大きく曲がってしまいます。さらに足や手も簡単に折れるようになり、1人で何でも出来た方が、その後介護が必要な状態になったり、ひどい場合は寝たきり状態になる方おります。
是非予防したいものですが、まずその第1歩は自分の骨の状態を把握することです。とにかく45歳を過ぎたら必ず自分の骨の検査をしてください。いまでは、骨が薄くなってきているかどうかすぐに、なんの苦痛もなく検査することが出来ます。保険が効くので検査料も1000円以下です。
日常行う予防で大切なのは食事、運動、日光浴の3つですが、なんと言っても食事からのカルシウム補給が重要です。このことは皆さんすでにご存知で小魚や牛乳を取るよう気をつけている方も多いと思います。人間の体にはなんと1kgものカルシウムがあり、これを絶えず食事などで補う必要があります。毎日、しかも朝、昼、夜欠かさず補給が必要なのです。例えば、毎朝、牛乳を飲んでいると安心している方がありますが、意外と寝ている間にカルシウム欠乏が起こります。そのためわたしは、夕食後にも牛乳を飲むように勧めています。
ここで注意が必要なのは同時にビタミンDを取る必要があるということです。実はいくら沢山カルシウムを取ってもこのビタミンがないとからだに取り込めないのですべて無駄になってしまいます。しいたけ、卵やサバ、イワシ、カツオなどの魚に多く含まれているので、骨を強くしたい方は多めに摂ってください。また、このビタミンは日光浴による紫外線により皮膚で作られます。このため日光浴が大切といわれているのです。しかし、最近は紫外線の害が叫ばれているので、わたしはむしろ紫外線は避けて、病院で処方してもらうかビタミンD剤を買って補給するほうを勧めています。
もうひとつ、意外と知られていないのがビタミンKの重要性です。これにはカルシウムを骨にくっつける大切な働きを持っており、納豆に多く含まれています。このために「納豆は骨に効く」とよくいわれています。これがが嫌いな方は、ほうれん草などの青菜から摂ってください。
いくら長生きしても、寝たきりでは詰まりません。腰や背筋のしゃきっとした若々しい姿で老後を迎えたいものです。ボケてしまった頭も一度曲がってしまった腰ももう元にはもどりません。予防しかないわけですが、それにはやはり毎日毎日の健康管理の積み重ねです。
投稿者 ageclinic : 2005年01月18日 22:54