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2005年01月18日
「夏場の健康管理、3つのアドバイス」
暑い毎日が続くとどうしても体が弱ります。この時期の健康管理はお年寄りの方ばかりでなく若い方にとっても難しい問題と思います。最近注目されている夏に起こり易い病気とその対策をお教えします。ポイントは塩分補給を忘れないこと、清涼飲料水の取りすぎに注意することです。
最近天気予報などで「今日はかなりの高温が予想されるので熱中症に気をつけてください」という言葉を耳にします。聞きなれない病気と感じる方も多いとおもいますが、熱けいれん、日射病、熱射病など高温によって起きる病気すべてをふくめて熱中症と呼んでいます。したがって、症状もめまい、吐き気などの軽いものから意識不明状態までさまざまです。夏に最も注意しなければならない病気で、できるだけ軽いうちに予防しましょう。
ここで覚えて欲しいことはひどい汗をかいたときは水分補給だけでなく、塩分補給が必要ということです。生きてゆくためには塩がとても大事なのですが、汗をかくと水分とともに塩分も出て行ってしまいます。水だけ飲んで塩補給をおこたると筋肉内に疲労物質がたまり痙攣や腹痛、嘔吐が起きてくることが知られています。熱けいれんと呼ばれており熱中症の中でももっとも軽症の状態です。たとえばスポーツドリンクですがこれには意外と食塩含有量が少なく効果は期待できません。やはり一番の治療は塩水を飲むことです。わたしの工夫はスイカに塩を振って食べることです。これだと美味しく、また水分、塩分、ミネラルのバランスがとれた予防ができます。
夏場の第二の注意は、清涼飲料水の飲みすぎに気をつけることです。飲みすぎは恐ろしい病気の原因になることが知られています。「清涼飲料水ケトーシス」とか「ペットボトル症候群」などの名前がつけられていますが、その特徴は10代から30代の若い男性に多いことと、突然に入院してインスリン治療が必要なほどのひどい糖尿病におちいることです。夏の暑いときに冷えたコーラやジュースは堪らなくおいしいものです。しかし、これに含まれる多量の糖分によりさらにのどが渇くという恐ろしい悪循環に陥ります。あっという間に、1リッター以上のジュースを飲んでしまう人、習慣化し絶えず飲んでいないといられないとういう状態になってしまいます。コーラの飲みすぎから突然、糖尿病になり突然意識の状態で入院した15歳の高校生の例を経験し、わたしもその恐ろしさを実感しました。
最後は、ビタミン類やミネラルをたっぷり取ることです。とくに免疫能を高めるビタミンCやエネルギー代謝に関与するビタミンB群の摂取は重要です。ジャガイモやにんじんなどの根菜はカロリーが多いのでむしろ葉っぱものの野菜や果物を毎日たっぷり取りましょう。もし十分に取れないならビタミン剤を飲まれたらよいでしょう。
この時期お孫さんやお子さんはコーラやジュースなどを欲しがるものだと思いますが、次代を担う者の健康のためにダメと言う勇気を持ってください。
投稿者 ageclinic : 2005年01月18日 22:58