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2005年03月31日
スローフードと糖尿病 早食いは血糖値を上げますよ!
巷ではスローフードという言葉が流行っています。ゆっくり時間をかけて食事を楽しみましょうという運動のようです。なるほど最近はすべてがせっかちになってしまい食事もゆっくり落ち着いて食べるなんてことなんて中々難しくなってきていますね。
しかし糖尿病の方(予備軍の方も)は是非、食事に時間をかけて欲しいと思います。実はこれが血糖値を下げる最も簡単な(?)方法だからです。まず早食いとゆっくり食いを比較した下のグラフを見てください。

これは50グラムのブドウ糖水を一気に飲んだとき(5分間)と、3時間かけてゆっくり摂った時の血糖値の変化を表したものです。一目瞭然で早食いだと30分後に血糖値は140位に上がっているのが、ゆっくり食べるとほとんど血糖値は上がりません。
もっと差が明らかなのは下のグラフのインスリンの分泌状態で、早食いだとビックリするほど大量のインスリンが出るのに比べゆっくり食べた場合はこれが出ていません。インスリンが出すぎると糖尿病予備軍になります。また糖尿病の方でインスリンが出過ぎると膵臓に無理がかかり、やがて薬が効かなくなります。早食いは糖尿病、予備軍両方の方にとって大敵ですね。さらにインスリンが出すぎると太ります。やせたい方には早食いは大敵です。

実は、これらは最新のアメリカの糖尿病の教科書の食餌療法の部分に書かれております。
この教科書には、日本のものとは異なりカロリー制限や食品交換表の話は一切書かれいません。
最新の研究重視と実行しやすい食餌療法がアメリカ式です。
ちなみに食事のポイントとしてこの教科書では、糖質(炭水化物)の腸からの吸収を遅らせることの重要性を最新のデータを示し強調しています。
その方法は
1. 食事の回数を増やす。
2. 食物繊維を摂る
3. GI値の低い食品を摂る(豆類、大麦、パスタなど)
4. 糖質の吸収を遅らせる薬剤などを使う
その効果は
1. 食後の血糖上昇をなだらかにする
2. 食後のインスリン値を低下させる
3. コレステロールが下がる
4. 尿酸がさがる
など10項目をあげています。
投稿者 ageclinic : 2005年03月31日 06:54