AGE 内科クリニック
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2005年01月18日

コレステロールは女性の敵: オリーブ油とワインがお勧め マヨラーも慎みましょう・・・

 「油の取りすぎには最近とても気を付けています。なのにどうしてコレステロールがこんなに高いのでしょう。夫は焼肉が大好き人間なのに検診では正常値といわれ自慢しているんですよ」とSさんはとても不満顔です。

 女性はたとえ食べるコレステロールが少なくても血液に溜まりやすい体質を持っているからです。成人女性の数少ない弱点としてコレステロールと骨が弱いことが上げられます。日本は世界一の長寿国、しかも男より10年以上も長生きするわけですから、この2点への対策はとても大切ですね。

 コレステロールはご存知のように動脈硬化の元凶です。動脈硬化とは読んで字のごとく血管が硬くなることですが、これが恐ろしい脳卒中や心臓麻痺(心筋梗塞)の原因になります。さらに、「人は血管から老いる」という言葉ありますが、これが老化の最大の原因でもあります。コレステロール正常値は220(mg/dl)以下ですから、これより高いといわれた人は必ずこの数値を下げましょう。難しい理屈はこれくらいにして、最近の研究から分かった対策を教えましょう。

 料理に使う油はとても大切ですが、サラダ油、てんぷら油、ごま油などを減らしてオリーブ油を使うことをお勧めします。その理由は大きく3つあります。第1の理由は、オリーブ油自体にコレステロールを下げる働きがあることです。この作用は、南イタリアやギリシャの国々の人は料理にオリーブ油を多量に使用するにもかかわらず心筋梗塞が非常に少なく、しかもコレステロール値が正常値であることから分かりました。もうひとつの利点は、オリーブ油が変性しにくいことです。古くなった油が体に毒だということは皆さんご存知と思いますが、しかし困ったことに多くの油は、空気に触れただけですぐに傷んで(=酸化)しまいます。ところが、オリーブ油だけは傷みにくいのです。たとえば毎日の料理の際フライパンにたらす油はオリーブ油がいいわけです。最後の理由は、オリーブ油が肌に良い点です。これは、油自体ではなくオリーブに含まれるさまざまな天然植物成分が関係しているようで、食べても肌に直接塗っても効果があるようです。女性にとってはとても嬉しい作用ですね。

 コレステロールに注意する方には、てんぷらや唐揚げなども避けたほうがいい料理ですが、どうしてもというときは新しい油を使うようにしてください。傷んだ油を避けるなら自宅で揚げるのが安心ですね。ついでにもうひとつ注意したいのは、マヨラーと呼ばれる、なんにでもマヨネーズをかける人です。マヨネーズにもいろいろ出ていますが、卵黄が多量に含まれておりコレステロールの高い人は止めたほうがいいでしょう。

 油の注意の次はお酒です。最近は女性もアルコールをたしなむ方が増えていますが、コレステロールが高いと言われている方には赤ワインがお勧めです。これに含まれるアントシアニンといわれる成分が動脈硬化を抑えてくれます。赤ワインに沢山含まれるポリフェノールの一種ですが、どうしてこれが注目されるようになったかには理由があります。フランス料理を考えてみればわかると思いますが、フランス人は、日本人よりはるかに大量のコレステロールを食べています。しかし不思議なことに、かれらには動脈硬化による病気が驚くほど少ないのです。その理由をいろいろ研究した結果、毎日赤ワインを飲んでいるからだと考えられたのです。これが世界的に有名になり、ブームを呼びました。都会の働く女性の間では大人気です。ブームのおかげでワインもだいぶ安くなりました。コレステロールが高いといわれたあなたは、アルコールの種類にもこだわったほうがよさそうですね。

 日本の女性の方々がいつまでも美しく元気でいられるようポリフェノールたっぷりの赤ワインで乾杯しましょう。

投稿者 ageclinic : 22:50